2008年2月15日

「牧野義雄展」&「北斎展」

年明けから外回りが多く、約束と約束の間の過ごし方にはとても困ります。街中であれば、お茶や買物したり図書館へ行ったりしてたけど、昨日と今日は1人だったし、美術館へ行ってみました。昨日は豊田市美術館、今日は名古屋市美術館です。

牧野義雄展」豊田市美術館
いつもの企画展示室での展示ではなくて、小さな展示室を使った企画展になっていたけど、とっても良かったです。霧や雨にぬれた街並みが描かれた作品は、まるでその湿度が伝わってくるよう。豊田出身の作家というだけで、さらに愛着がわいてきます。作品の修復過程がパネルになっていたのも面白かったです(説明書きは、専門用語が多くてよく分からなかったけど)。

北斎展」名古屋市美術館
待ちに待っていた展覧会。すんなりチケットが買えたのに、会場へ入ったら結構人がいてビックリ。おじいちゃん・おばあちゃんがほとんどで、若い人だと1人で来ている人が多かったです。入口から数珠つなぎで並んでいたので、近づけるものだけよく観たけど、ほとんど遠目にすっ飛ばし。第2部の方は、よく観ることができました。小布施の作品たちとか富嶽三十六景くらいしか知らなかったので、ものすごくふざけた顔や身体のスケッチがあった北斎漫画は面白かったです(しかもこの本は名古屋から出版されたそうだし)。小学生の頃に、美術の授業で富嶽三十六景の赤富士を模写したことがあったけど、こっちの漫画をお手本にスケッチしていた方が、子どもにとっては楽しそう。この企画展用のミュージアムショップも、充実の品揃えでした。それにしても、この作品たちの半分以上がオランダ国立民族博物館やフランス国立図書館、大英博物館の所有だっていうんだから寂しい話。

それでも、展覧会めぐりだけでは時間が潰せなかったので、カフェで読書。豊田市美術館のショップで買った『博物館へ行こう』(木下史青 著)。子ども向けのワークシートを作成しているところなので、参考になりそうだと思って。

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